こんにちは、院長の栗木安弘です。
乾燥肌の状態を分かりやすい言葉で表現すればカサカサです。
カサカサは診ただけで誰でも分かりますが、
よぉーくみればいろいろなカサカサがあるのが分かります。
①毛穴に一致したカサカサ(フケで多い)
②皮膚の溝にそったカサカサ(手荒れで多い)
③毛穴の膨らんだカサカサ(ザラザラ)(子供の乾燥)
④皮膚がゴワゴワにともなうカサカサ(アトピーで多い)
⑤水疱のあとが丸くなるカサカサ(襟飾り状)(手荒れで多い)
⑥ひび割れのカサカサ(かかとに多い)
⑦その他、水虫などのカサカサ
などその細かい変化は拡大鏡で診て、触らないとその判断が分かりません。
栄養的に言えばカサカサの種類によりビタミンA不足、亜鉛不足、鉄不足に分かれますが 部位や重症度により混じっていたり、赤味やブツブツなどいろいろな皮膚の変化も合併していることがほとんどです。
こうして診ていくと、皮膚はまさしく内臓(栄養)のあらわれということを痛感します。
カサカサ=乾燥=保湿剤という方程式で、皮膚科ではヒル〇〇ドが処方されますが、カサカサの背景にはさまざまな体内の栄養の問題が隠れています。