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2015.10.09

なぜ皮膚科にサプリメントが必要か?

こんにちは、院長の栗木安弘です。

皮膚科診療にも栄養は応用されています。
例えば、
 角化症にはビタミンAやビタミンD
 しみにはビタミンCやビタミンE
 にきびにはビタミンA
 口内炎にはビタミンB
 褥瘡には亜鉛
 掌蹠膿疱症にはビオチン
 水疱性類天疱瘡はニコチン酸
というように皮膚と栄養は関わりが深いようなのは確かです。

しかし、こうした薬剤は人工的に作られた栄養素であるため、
各栄養素や栄養代謝を学んでいけば、こうした保険薬では効果は不十分であることが分かります。
例えば、
 鉄は鉄剤よりもヘム鉄の方が吸収もよいですし副作用もありません。
 ビタミンBの保険薬は合成品で少量ですし、ビタミンB代謝に必要な核酸は配合されていません。
 保険薬のユベラは合成ビタミンEで、代謝をされず胆汁排泄されてしまう。
など他にもまだまだあります。

体に必要なのは天然の栄養素であること、そして皮膚が人体最大の臓器であることを考えれば、
やはりたくさんの栄養素が含まれた良質のサプリメントが必要にならざるを得ないと思います。
医師の多くは保険適応のある薬剤がベストで効果的と考えておられますが、意外とそうでない場合もあります。

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