こんにちは、院長の栗木安弘です。
フケ症でお悩みの方は結構います。
ほとんどの皮膚科は
①フケがひどい時はステロイド外用
②軽い場合には抗真菌剤外用
という型にはまった処方ばかりで、早ければ1分くらいで診察が終わります。
フケ症は皮脂過剰や角化異常がその背景にあります。
どういったタイプかは、皮膚の変化を詳しく見たり、真菌検査などを行って判断します。
皮脂過剰の場合、多くは糖質過多やビタミンB群不足です。
加えてマラセチアという真菌が増殖していることもあります。
さらに皮脂過剰により、皮脂の酸化が進むと皮膚炎やかゆみを生じます。(抗酸化力の低下)
また、角化異常は亜鉛やビタミンA不足や洗いすぎなどが原因です。
つまり、フケ症もタイプに合わせて外用剤や頭皮ケアが異なります。
また、栄養の評価に関しては血液検査を行い栄養療法も同時にお勧めしています。
たかがフケ症ですが、追求すると奥が深いようです。