こんにちは、院長の栗木安弘です。
70歳代の女性。
以前から膠原病でステロイドをはじめ多数の薬を飲んでおられます。
頭痛、冷え性、爪のトラブル、微熱、だるさ、肩こりなどさまざまな不調で悩まされていますが、
血液検査では、タンパク質不足、軽い貧血があるものの当然放置されています。
元々ある膠原病の状態を示す値は正常なので、
どこも異常がないと、治療はうまく行っていると、主治医に言われ続けています。
栄養療法を勉強された医師はもう理解できるかと思われますが、
一般的にはこうした不調は結局、年のせい、ストレスが原因とされ、
あまりに訴えがヒツコイ場合には精神科や心療内科に紹介され、新たな薬が処方されることもあります。
日常診療をしていると、
病気の治療はデータ上うまくいっても、かゆみやさまざまな体調不調で悩まされている“病人”は非常に多いと感じます。
こうした病人を少しでも減らすように、多くの医師が栄養療法に理解を示し、実践して頂くことを願っています。