こんにちは、院長の栗木安弘です。
日曜日は品川で「がんと慢性炎症」のセミナーに参加しました。
主に、
がんと炎症と栄養
がん治療への栄養療法の取り組み
慢性炎症と疾患
といった内容で、今まで何回も拝聴していますが、また新しい発見があり今後の診療に活かせる内容でした。
がんと言えば、手術、抗がん剤、放射線治療が3大治療とされており、
がんの臓器別、ステージの種類により、
手術だけ(どのくらい切除するか)
手術+抗がん剤(+放射線)
などの細かいメニューが決められています。
私も大学病院時代はこうした標準治療を行っていましたが、
なかには治療を拒否される患者さんもおられ、ひたすら説得していたこともありました。
やはり大きな病院では決められた治療を行わないと、
医療訴訟があった場合に医療者に不利になることから、標準治療に従わざるをえないのかもしれません。
今はどうか知りませんが、
当時は患者さんのためというよりは、医療訴訟に負けないため、医局の方針、など医療者の保身のために行っていたような感じでした。
がんという病名には標準治療でしょうが、このようなセミナーでがんの本質を学ぶようになると、
がんになってる患者さんには栄養状態の改善や免疫・抗酸化アプローチが絶対に必要だと思われます。