栄養で体質改善
こんにちは、院長の栗木安弘です。
十数年栄養療法をしておりますと、
以前に比べて皮膚も体質も変わっているのが実感します。
栄養療法に出会う前は、
疲れが酷かった。
風邪で扁桃腺をよく腫らしていた。
甘いものを食べるとニキビが必ず出ていた。
寝つきが悪い、悪夢
顔のニキビやイボ
という症状がよくありましたが、今はほとんどありません。
体質改善は漢方というイメージですが、体は食事から吸収された栄養により作られます。
つまり、体というのは環境もありますが、
食事内容や消化機能、そして栄養の量によっても左右されます。
糖尿病合併症
こんにちは、院長の栗木安弘です。
血糖値を下げることが糖尿病の主な目的のようで、医師や患者さんはHbA1c値を見て一喜一憂することがほとんどです。しかし血糖コントロールは良好でも糖尿病合併症は生じることは少なくありません。病院勤務の時は、
足の潰瘍が治らず切断
透析に進行
骨折やがん
頑固な皮膚トラブル
という方もたくさんおられ、酒やタバコもしない実直な糖尿病の方が透析に進行した症例もあります。こうした合併症は仕方ないと思っていましたが、栄養療法を学ぶようになって合併症の生じる理由が理解できました。
糖尿病及び合併症は栄養の摂りすぎではなく、栄養障害が原因であること理解して下さい。
がんにはなりたくない
こんにちは、院長の栗木安弘です。
がんは昔に比べて2人に1人がなる時代です。
栄養療法によるがん発病率は5%以下とされており、
一般の発症率から考えれば効果的ながん予防対策です。
がんは「早期発見・早期治療」が盛んに謳われておりますが、
私はこの言葉はあまり好きではなく、
歯を磨かずに虫歯を早く見つけて治療するようなものといつも思っています。
がん予防が可能となれば、余計な検査や治療を受けずに済むため医療費の抑制につながります。しかし一方で病院や健診、保険会社は破綻するかもしれません。…難しい問題ですね。
とりあえず、私が栄養療法を長年続けている理由の一つはがん予防です。
モグラ叩き
こんにちは、院長の栗木安弘です。
抗菌剤を除けば薬の多くは対症療法なので薬を中止すれば検査異常や症状が現れます。
皮膚はその変化や症状が自覚できるため、
「薬(塗り薬)をやめると出てくる」とおっしゃる方がほとんどです。
こうした患者さんの訴えに、某皮膚科医は「モグラ叩き」と表現されていました。
新薬に期待される医師や患者さんもおられますが「モグラ叩き」であることは同じです。
「モグラ叩き」もよろしいが、
医者としてはやはり病気を治したいというお思いは強いはずです。
医療のお世話ならない状態が「治る」とすれば、体に備わった自然治癒力や恒常性をゆっくり上げるしかありません。
そういうことに気づかれて栄養療法に興味を示される方も少なくありません。
何でも鉄不足
こんにちは、院長の栗木安弘です。
クリニックを受診された方はお分かりかと思いますが、
皮膚トラブルの多くが鉄不足が原因ですので、診察時にはよく鉄の話ばかりしています。
そのことを口コミなどに記載されることもありますが、皮膚の変化と血液検査の結果からみる多くの方が鉄不足(+鉄利用障害)です。
鉄は、「コラーゲン形成、活性酸素消去、貧血」に関わる重要な栄養素です。
そのため、鉄不足の症状は個人差もあり、皮膚症状も含め実に多彩です。
皮膚トラブルはアレルギーや乾燥だと思われていますが、皮膚は内臓(栄養)の表れです。
鉄を含めた栄養の問題が原因であることを気づいてほしいと思います。
皮膚科での栄養療法
こんにちは、院長の栗木安弘です。
ここ数年は、皮膚科の新しい治療薬が次々開発され、難治とされていた皮膚疾患で有効性が示されています。そのため、食事や栄養の対策ということから皮膚科は益々遠ざかっている気がします。皮膚科というのは、
即効性のある薬(塗り薬、内服、注射)
レーザー・美容処置
原因はアレルギーや乾燥
というのが常識です。
しかしこうした対応や医師の説明に納得されない方もおられ、
栄養療法を見つけてクリニックを受診されることも少なくありません。
「皮膚を内面からよくしたい」
「副作用のない治療」
「根本的に治したい」
「自然治癒力や免疫力を上げたい」
という方はぜひ栄養療法をお勧めします。
シミの理解
こんにちは、院長の栗木安弘です。
シミの治療と言えば、どこの皮膚科でもレーザー治療が主流となっています。
私も勤務医時代はレーザーをしていました。
もちろん保険適応はなく1発1000円以上はしますが、それでも気になる方は何発もご希望される方も少なくありませんでした。
ただ照射後のトラブルや一旦消えてもまた再発する方も大勢おられました。
シミの原因は皮膚の抗酸化力低下ですので、本来はビタミンC、ビタミンE、鉄や亜鉛といった抗酸化対策です。そのため保険のビタミン剤もよく処方されますが、きちんと栄養代謝を理解すればビタミン剤よりも高品質な天然サプリメントがベストとなります。
しかし現実はサプリメントよりは即効性のあるレーザーを多くの方はご希望されます。
鉄に関する学会発表
こんにちは、院長の栗木安弘です。
開業して約13年ほど経ちますが、
皮膚科医に鉄を正しく理解して頂けるように、
鉄と皮膚に関することを何回も学会発表しています。
しかし、鉄を皮膚科診療に活用される方はまだまだ少なく、
薬物中心の医療業界の壁は高いと感じています。
先日発表したスライドの内容をご紹介します。
まずは4つ目のことに気づいて欲しいと思います。
新栄養医学ガイドブック
こんにちは、院長の栗木安弘です。
栄養療法に出会った時は、今みたいに栄養療法の本は多くなく、
溝口先生が書かれた本とこちらの本くらいで、何回も読み返して勉強をしていました。
本書は各栄養素別と疾患別に書かれており、一般の方でも分かりやすい内容となっています。
何度か改訂されており、その都度購入していますが、
以下の文章は変わらず同じで読むたびにいつも考えさせられます。
『「健康で長生きするためには、経済的な裏づけが必要だから」と寝る間も食事する時間も惜しんで一生懸命はたらき続けたりします。あげくにそのストレスや身体への負担から健康を損ない、病気になるという皮肉な結果を招いたりするのです。』
なんか、真面目に生きてる方が病気になる悲しい世の中ですが、その解決策は栄養だと思います。
近畿集談会で発表しました。
こんにちは、院長の栗木安弘です。
昨日は久しぶりに学会発表しました。
たまにはこういう緊張感も必要かと思われます。
発表者は私のような年配者は少なく、
自身の子供くらいのフレッシュな若い先生がほとんどです。
昔からそうですが、地方学会は疾患や治療の発表や討論というより、
お若い先生方の勉強のためという感じです。
発表する疾患についての論文を集めて読んで発表原稿を作成します。
原稿や発表は何回もダメ出し手直しされてようやく本番という感じです。
ただ発表時間7分、討論2分というタイトなスケジュールのため、
十分理解討論されないかもしれません。
こうした古臭い発表形式ではなく、今後は全て発表は動画で演者は質疑応答だけが良いかもしれません。