ブログ

2024.02.08

ニキビの追求

こんにちは、院長の栗木安弘です。

ニキビは皮膚科では最もポピュラーな疾患です。
どこの皮膚科に行っても、ニキビと診断してぬり薬が処方され、
洗顔の仕方や薬のぬり方などが細かく指導されます。
それはそれで結構ですが、
なぜニキビができるのかということきちんと理解して対応しなければ、
「治療をやめると再発する」というように、ぬり薬やスキンケアが永遠に続きます。
クリニックではニキビと栄養の関係を理解した栄養対策を実践しています。
「どこ行っても良くならない」
「ぬるのやめたら悪化した」
「ニキビ外用剤が合わない」
という方はたくさんおられます。
そういった場合にはぜひ栄養や栄養療法に目を向けて下さい。

2024.01.27

定命

こんにちは、院長の栗木安弘です。

難病と言われる疾患も、意外と栄養療法で解決できる場合もあります。
潰瘍性大腸炎で大腸切除をした方がTVで紹介されていましたが、
もっと早い段階で栄養療法に取り組んでおれば、手術しなくてもよかったかもしれません。
同じことは、がんや糖尿病(+合併症)等にも言えることです。
「病気になってよかった」「人生がいい方向に変わった」
と前向きにとらえることも大事ですが、誰しも病気にはなりたくありません。
若くしてがんを発症する方もいれば、病気ばかりでも長生きする方もいます。
なぜ病気になるのかは不明ですが、非科学的に言えば病気は決められた遺伝体質があり、それが寿命(定命)のような気がします。ただその寿命は栄養の力によっても伸ばすことが可能だと思っています。

2024.01.11

科学する皮膚科

こんにちは、院長の栗木安弘です。

医者として出来るだけ科学的に診療をしたいと思っています。
単に病名をつけて保険適応で決められた薬を処方するだけなく、
皮膚疾患や皮膚の変化がなぜ生じているのかを理解した対応を目指しています。
皮膚疾患をはじめ慢性疾患の多くは原因不明ですが、病気と栄養の関わりを理解すればある程度分かってきます。
今の医療は症状や検査異常に対して抑えたり調整するばかりです。(救急対応はそれでもいいですが)
多くは、「基準値内で検査異常なし、いつも通り処方」が多いようですが、
「なぜこの症状(皮膚症状)なのか」「なぜこの血液検査結果なのか」
を追求することも必要です。
とは言っても、忙しい外来診療ではじっくり追及することは難しいかもしれません。

2023.12.21

栄養療法は治療法

こんにちは、院長の栗木安弘です。

栄養療法はサプリメントを使用することが前提の治療法となります。
栄養障害が病気や不調や皮膚トラブルの原因と考えれば、
「○○という栄養が含まれた食品を」というように、
食事から栄養補給することが一般的な考え方です。
しかし、自然治癒力や生体恒常性(ホメオスターシス)を向上させるには至適量が必要です。
至適量は食事で摂取できる量よりも20〜100倍以上ですので、栄養療法専用に作られた高品質サプリメントの出番となります。そして栄養の評価は、症状だけでなく血液検査で科学的に判断します。
栄養療法は巷はあるお手軽な食事療法や民間療法とは次元の異なる治療法と予防法です。
そのため検査やサプリメント代も含めやはりそれなりのコストがかかります。

2023.12.14

美容皮膚科

こんにちは、院長の栗木安弘です。

昔はこうした領域は美容外科でしたが、最近は美容機器やレーザーなどを駆使することが多く、美容皮膚科を専門とする皮膚科医も増えています。
美容自体は悪いと思いませんし、優秀な美容皮膚科医も大勢おられますが、一方で皮膚疾患をまともに見れずに、いきなり美容皮膚科を標榜するエステシャンのような皮膚科医も多くなっています。
皮膚科といえば、
レーザーや美容皮膚科が多く、最近は生物学的製剤ばかりです。
もちろんこうした対応も必要なのは理解しておりますが、
皮膚の変化は内臓(栄養)の表れと思っています。
栄養障害により皮膚の変化がどうして生じるのかを理解して、
体の内側の対策も併せてしたいと思っています。

2023.12.06

誰のための学会

こんにちは院長の栗木安弘です。

日曜日は大阪で皮膚科学会がありました。
毎回学会に参加するたびに文句をほざいており、
今回も勉強になる内容もありましたが、「うん〜これは…」という内容もありました。
例えば、
 治療に難渋して結局亡くなった症例
 珍しい疾患と診断しただけの症例
 明らかに薬の無駄遣い
など、患者さんの何の利益にもならない内容もちらほらありました。
発表内容の血液検査は異常なしでしたが、よく見ると栄養障害があり栄養療法で解決や予防できる内容などもありました。学会も必要でしょうが、ただ原稿を読むだけの発表形式や発表内容をもっと見直すべきだと思います。

2023.11.27

かゆみのない世界

こんにちは、院長の栗木安弘です。

随分前ですが、かゆみ講演会がありました。
かゆみを抑える注射薬の専門的なお話と治療症例でした。
かゆみというのはとても不快な感覚です。
しかしかゆみの原因を追求や
理解せずに、抑えることだけに目を向けていると重要な内臓の異常を見逃すこともあります。
かゆみの原因の多くは鉄(正確にはコラーゲン)が関与します。
鉄不足を正しく理解してその原因を追求して対応しないと、子供の場合は脳や発達への影響、成人では消化器疾患や悪性腫瘍を見逃すこともあります。
個人的には、かゆみが一発で無くなる安価な塗り薬が欲しいところです。
注射という手段でかゆみを抑えて、「よかった、よかった」と思われる発想に少し違和感を覚えました。

2023.11.13

週末

こんにちは、院長の栗木安弘です。

土曜日は栄養療法の勉強会でした。
僭越ながら私も講師をさせて頂きました。
初めて会う方もおられ、栄養療法の輪が少しずつ広がっているのを感じました。

日曜日は毎日放送アナウンサーの西靖さんのトークショーに参加しました。
時事ネタかと思いましたが、ご自身がお取りになった育休の苦労話をされていました。
個人的には夫は子育するというより、妻の精神面や健康面でのサポートをしてあげることが育児にとって必要なことで、それを解決するためにやはり栄養療法だと感じました。
ヘム鉄やフェリチン、血液検査など、
鉄だけでも正しい理解と対応をすれば女性はだいぶ変わると思います。
トークショー終了後はサインを頂きました。

2023.10.31

木を見て森を見ず

こんにちは、院長の栗木安弘です。

土日は学会に参加致しました。
私も僭越ながら発表させて頂きましたが、
いつもの栄養の発表と違って皮膚科学会での発表はとても緊張します。(手が震えました)
学会はいつも勉強になりますが、やはり生物学的製剤やJAK阻害剤やサイトカインの話が多かったです。
細かい病態を解明した対応も必要ですが、体は栄養から作られます。
病気と栄養の関係を追求理解して、栄養療法で生化学的な異常を改善させることも治療につながります。また栄養療法は医師の健康管理、体質改善や予防、減薬による医療費の節約にも繋がります。医療における今後の課題や症例報告を聞いていると、半分くらいは栄養で解決するような部分もありました。

2023.10.25

栄養で体質改善

こんにちは、院長の栗木安弘です。

十数年栄養療法をしておりますと、
以前に比べて皮膚も体質も変わっているのが実感します。
栄養療法に出会う前は、
 疲れが酷かった。
 風邪で扁桃腺をよく腫らしていた。
 甘いものを食べるとニキビが必ず出ていた。
 寝つきが悪い、悪夢
 顔のニキビやイボ
という症状がよくありましたが、今はほとんどありません。
体質改善は漢方というイメージですが、体は食事から吸収された栄養により作られます。
つまり、体というのは環境もありますが、
食事内容や消化機能、そして栄養の量によっても左右されます。

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