私の栄養療法
こんにちは、院長の栗木安弘です。
もうサプリメントを飲み始めて10年以上になります。
最初は「こんなもん効くのか」「栄養の摂りすぎ」
と思っていましたが、今では日常生活では欠かせないものになっています。
サプリメントを選ぶ基準は、直したい症状や病気によって個々で違ってきますが、私自身は病気の予防やアンチエイジングを期待しています。
参考までに現在飲んでいるサプリメントを紹介しますと、
NB–X:6〜9粒/日
亜鉛:4〜6粒/日
ビタミックス・コンプリート:2〜3本/日
A10000ミセル:3粒/日
E200ミセル:2〜3粒/日
D5000ミセル:1〜2粒/日
コエンザイムQ10ミセル:2〜3粒/日
uDHA:2〜3粒/日
オーソサプリオメガR:4〜6粒/日
ナイアシンアミド:4粒/日
ノコギリヤシ、カルシウムマグネシウム
プロテイン:20g /日、ビタミンC:2000mg〜/日
ですが、これでも少ない方かもしれません。
サプリメントの含有量は食事で摂取できる100倍以上で、これだけ摂取すれば過剰症や肝機能障害が心配されますが、全く問題なく元気に過ごしております。
現在は花粉症や感染症に向けて腸内環境を整えるサプリメントを飲んでいます。
AI崩壊
こんにちは、院長の栗木安弘です。
先日観てきました。
数十年先の未来ではコンピュタが人々の病気や健康を管理して、医療情報や薬剤や医療サービスを提供する時代が舞台で、そのAIが暴走し犯人にされた主人公の逃避行を描いています。
感想として、
主人公の大沢たかおがパソコンなら何でもできる不死身のヒーロー
追う警察や兵士が無能過ぎ
犯人が喋りすぎ
などご都合主義やツッコミどころはたくさんありますが、スピーディな展開で面白かったです。ただ1回観るだけでいいかと思います。
コンピュータを駆使して主人公を追い詰める映画は20年くらい前に公開されたウイル・スミス主演の「エネミー・オブ・アメリカ」で扱われていましたが、こちらの方が何回観ても圧倒的に面白いです。
往診
こんにちは、院長の栗木安弘です。
先週土曜日は在宅治療研究会に参加しました。
在宅治療でよく見られる高齢者の皮脂欠乏症、帯状疱疹
往診や訪問診療の保険請求について
のお話でとても勉強になりました。
クリニックでも往診を行っており、頑固なかゆみや湿疹、乾皮症、褥瘡、足爪水虫の方が多くおられます。(たまに類天疱瘡や疥癬も)
診察のついでに血液検査結果を拝見させていただきますが、大半が低アルブミンと貧血です。
本来は治療しなければなりませんが、年齢も考慮して積極的な治療は行われず、放置されていることがほとんどです。
個人的にはタンパク質やアミノ酸、鉄やビタミンなどの栄養アプローチで、皮膚トラブル、認知症の抑制やQOLの向上、家族の負担や医療費削減も期待できると考えます。
しかし「食事で十分」「これ以上介護にお金をかけたくない」「サプリメントは…」
という理由から積極的に栄養療法に取り組むご家族や医師はまだまだ少ないようです。
ベストな治療
こんにちは、院長の栗木安弘です。
患者さんには出来るだけベストな治療をしていただきたと思います。
一般的には保険が効く治療がベストだとお思いでしょうが、
栄養療法を理解すると決して保険診療がベストな治療とは限らないことが分かります。
例えば、鉄欠乏性貧血は、通常は保険適応の鉄剤が処方されますが、
鉄の種類や吸収を理解すれば、鉄剤ではなくヘム鉄が効果的だと分かります。
そのためヘム鉄サプリメントをお勧めしますが、
サプリメントについて理解すれば、
①市販のヘム鉄は含有量が少ない、表示成分が入っていない。
②胃腸で溶解しない。
という商品が多いことから、少々高額でも、含有量の多い、吸収のよいクリニックのヘム鉄サプリメントをお勧めすることになります。このことは鉄剤だけでなくビタミン剤にも共通します。(逆にこうした薬を処方するのは体のことを何も分かっていない)
私のことを、
「高いサプリメントを売りつけている」「サプリメントばかり勧める」
と言われる方もおられます。
確かに保険診療は安くて家計やお財布にはベストです。
しかし体の仕組みを理解すれば、サプリメントの方が体にとってはベストとなります。
パラサイト 半地下の家族
こんにちは、院長の栗木安弘です。
あまり詳しく言うとネタバレになりますので、
感想を感情的に表現しますと、
最初は「クスクス、ほぉ〜」
中盤から「えぇ〜」ハラハラドキドキ
最後は「あぁぁ〜」………余韻
と言う感じで引き込まれます。(観た方には分かります)
頭がいいのかバカなのか分からない家族ですが、貧困や格差社会の世の中で意外とありそうなお話でした。ポン・ジュノの映画はユーモアと不気味さがいい感じで調和しており、これもお勧めの作品です。
皮膚は内臓(栄養)の鏡
こんにちは、院長の栗木安弘です。
今年は、元号が変わった記念の年でしたが、
個人的には、クリニック開院10年、自身50歳、など節目の年でもありました。
大病や家庭や仕事での大きなトラブルもなく、比較的穏やかで充実した1年でした。
これも一つは栄養のおかげかもしれません。
引き続き、このブログで、栄養、栄養と疾患、医療の問題点などを取り上げて行きたいと思います。皮膚は表面ばかりのケアや処置、薬物治療による対症療法が中心ですが、本来は体の内面から直すことが必要であることを理解して頂きたいと思います。
乾燥肌と栄養
こんにちは、院長の栗木安弘です。
たまには皮膚科のことも書かないといけませんが、
よく見られるスキンケアや保湿の話ではなく、やはりここでも栄養です。
保湿といえば、保湿剤を塗ることしか皮膚科医は頭にありませんが、内側から十分な栄養補給により皮膚の機能を正常化することも皮膚の潤いには有効です。
皮膚の保湿機能には、
正常な角質層:アミノ酸、セラミド・コレステロール(脂質)
正常な角化:亜鉛、ビタミンA・D
丈夫な真皮:コラーゲン(アミノ酸、鉄、ビタミンC)、ヒアルロン酸など
皮脂膜の合成や分泌
などが影響します。
当然洗いすぎ、空気の乾燥といった環境要因も大きいですが、こうした栄養が十分あれば皮膚の回復も早いはずです。
最近では、N–アセチルグルコサミンというヒアルロン酸の前駆物質も乾燥肌に効果的ですので、N–アセチルグルコサミン含有のサプリメントもクリニックではお勧めしております。
皮膚の機能回復
こんにちは、院長の栗木安弘です。
先週の土曜はアトピー性皮膚炎の講演会に出席しました。
栄養セミナーばかりでなく、たまにはこうした皮膚の講演会も勉強になります。
今回は、汗と保湿剤の話でした。
保湿をすることで発汗(基礎発汗)が促され、乾燥肌やアトピー性皮膚炎の改善が期待できるという内容で、やはり本来の皮膚機能を取り戻すことが皮膚の改善につながるというわけでした。逆にステロイド外用剤は発汗の低下を招くため、漫然と長期間使用しないことも述べられていました。
ぬり薬に限らず、薬というのは目的の症状や検査異常を抑えます。
しかし一方で長期間の使用により、体(皮膚)の本来の機能を抑えてしまいます。
保湿もいいかもしれませんが、個人的には体の内側から十分な栄養を与えることが本当の意味での皮膚の機能回復につながります。ただ講演会で紹介された症例も良くなるまで数ヶ月かかっており、皮膚の回復にはやはり時間がかかります。
予防と栄養
こんにちは、院長の栗木安弘です。
がんは2人に1人が発症(発症率50%)する時代ですが、
栄養療法を実践するとがん発症率は5%と言われています。
栄養療法は、がんに限らず、認知症、アレルギー、動脈硬化、アンチエイジングなど様々な疾患の治療だけなく、予防効果も期待ができます。
健康診断で早期発見早期治療が謳われていますが、長い目で見れば、病気を予防することの方が賢明な対策です。
体の仕組みや病気の成り立ちと栄養の関係を理解して対処するだけで、病気の予防が可能となれば、病人も薬も減って、医療費も削減できます。ただこうした情報は、残念ながら医療機関や専門の医師からはあまり積極的には発信されないのが現状です。
サプリメントの理解
こんにちは、院長の栗木安弘です。
最近セミナー等でサプリメントについていろいろ教えていただきます。
サプリメントは、
違法な医薬品成分が含まれていたり、
表示している量が入っていなかったり、
原材料が粗悪、配合量が少ない、
胃や腸で解けずに、便からそのまま出て行ったり、
など、効果もなく法令違反の商品が少なくありません。
また海外から安いサプリメントを購入しておられる方もいますが、日本では違法の成分や医薬品成分が含まれていたりします。つまりサプリメントの世界は一応法律はあっても、何でもありのような状態と思われます。
こうした状況から厚生労働省でも注意喚起がなされています。
医薬品等の個人輸入について
医師のほとんどはサプリメントに否定的ですが、栄養療法で使われるサプリメントは市場に出回っている商品とは全く別物であり、子供から大人、妊婦さんにも安全に長期間使用することが可能で、血液検査で栄養状態を評価できる日本製のサプリメントとなります。