若年者のがん
こんにちは、院長の栗木安弘です。
幸いにもこの年のなってまだがんは発症していませんが、若い年齢でがんを発症している方をみると本当に気の毒に思います。
時々こうした方が、ニキビ、赤み、かゆみ、湿疹、シミなどの皮膚トラブルを訴えて受診されます。大抵はぬり薬を処方して終わりますが、これらも栄養の問題と思っています。
がんの多くは低アルブミンや貧血です。
それだけでも多くの栄養障害がありますが、加えて薬剤の影響等も栄養障害を助長します。
がんの発生や増殖からみれば十分な栄養が必要ですが、標準治療によるがんの大きさや広がり、腫瘍マーカーしか注目されませんし、栄養補給のためのサプリメントも主治医からストップされることも少なくありません。
もちろん栄養療法だけではがんは治りませんが、栄養療法によってがんの予防、治療の副作用や後遺症の軽減、がんがあっても数十年と延命することは可能です。
オリーブ葉
こんにちは、院長の栗木安弘です。
こちらも栄養療法を学ぶようになって知りました。
オリーブ葉には抗菌作用が知られており、
ウイルス、細菌、真菌、寄生虫などの殺菌効果が期待できます。
インターネットでもオリーブ葉のサプリメントが多数販売されていますが、中身は随分違っており効果も不明です。そのため厚労省などはこうしたサプリメントに注意喚起しておりますが、クリニックで扱っているものは、その効果は実証されていますので、大いにお勧めしたいと思います。
一般には、風邪、肺炎、インフルエンザの予防や症状緩和、
皮膚科の場合には、難治性イボ、再発性ヘルペス、尖圭コンジローマ、慢性膿皮症
や抗菌剤飲めない方が適応で、実際よくなられた方もたくさんいます。
どのくらいの量を摂取するのがいいかは紹介できませんが、
私自身や家族はコロナ対策でビタミンDと一緒によく飲んでいます。
謹賀新年
あけましておめでとうございます。
今年も甲子園栗木皮膚科クリニックをよろしくお願い致します。
これからは栄養を武器にご自身が病気の予防や健康を維持する時代です。
そのためには、多くの方に栄養の理解、皮膚と栄養の関わりや栄養療法に興味をもっていただけるように今年も努めたいと思います。
コロナの1年
こんにちは、院長の栗木安弘です。
今年はコロナ感染症に振り回された1年でした。
今回のような治療薬もワクチンもない新しい病気に対して、多くの人は不安や恐怖を感じますし、それにつられてマスコミやSNSでもさまざまな情報発信がされています。
何が正解かは誰も分かりませんが、とりあえずコロナに限らず、病気というのは医者にいけばなんとかなるものではなく普段から、「予防や重症化させない」ことが重要です。
その対策もバランスのよい食事や野菜を多く摂取することではなく、食事の所要量よりはるかに多い至適量の栄養の力が必要となります。
手荒れと栄養
こんにちは、院長の栗木安弘です。
最近ではアルコール消毒の影響で、手荒れの患者さんが多く来られます。
手荒れの多くは、
ひどい場合にはステロイド外用剤
カサカサの場合には保湿剤(ヒルドイド)
ひび割れはステロイド含有テープ
というのがワンパターンで処方されます。
こうした治療で一旦軽減しますが、職業性であることから繰り返すことが多く、特に美容師さんは症状がつらすぎて転職される方や、半分諦めモードで上記のぬり薬だけ求める方もおられます。
しかしよく考えれば、同じ環境や職場でも手が荒れない方もおられるように、発症は個々の皮膚のバリア機能の違いで、やはり体(皮膚)の栄養状態が左右します。
手荒れでお悩みの方は、まず食事を変えて、至適量の栄養補給を行うことです。
特に女性の場合は貧血や鉄不足の改善は必須です。
これらを続けることで、完治は難しいかもしれませんが、悪化しにくく回復も早くなります。
ペプシノーゲン検査
こんにちは、院長の栗木安弘です。
ペプシノーゲン検査とは、胃酸分泌、胃粘膜炎症、萎縮胃の程度
を知るための有用な検査です。皮膚科のほとんどは行っていませんが、皮膚は内臓(栄養)の鏡として捉えている当クリニックでは必須検査です。
特に、
胃腸症状のある方
食べても太らない。
男性の鉄不足
鉄不足なのに血液データが合わない
炎症反応が軽度上昇
赤ら顔、慢性じんましん、頑固なかゆみ、アトピー
という方を対象に検査を進めています。(胃酸抑制剤服用中は正確に出ません)
皮膚という漢字には胃が入っています。
消化吸収を整えることが皮膚の改善につながります。
タンパク質代謝
こんにちは、院長の栗木安弘です。
タンパク質は、皮膚、骨、筋肉、血管、酵素、ホルモン、抗体など体の材料です。
タンパク質は、壊して(異化)作る(同化)という代謝を繰り返しており、この代謝がうまく行かなければ、体(皮膚)の修復がいかず老化や発病となります。
栄養療法の第一の目的はタンパク質の代謝改善です。
タンパク質の代謝は、
タンパク質の摂取(必要量は1日1kg当たり約1〜1.5g)
タンパク質の吸収・代謝・運搬
炎症に伴うタンパク質の異化亢進
により左右されます。タンパク質の代謝をスムーズにするためには、食事の見直し、消化吸収、肝臓、貧血の対応、十分なカロリー(糖質と脂質)と至適量のビタミンミネラルが必要です。こうした調整はホルモン、自律神経が関与します。
個々で問題点が異なりますが、多くは食事や消化管対策が中心となります。
医療用サプリメント
こんにちは、院長の栗木安弘です。
以前は保険のビタミン剤が一番で、サプリメントに対しては胡散臭いというイメージをもっていました。しかし、栄養療法で医療用サプリメントというものを知るようになってからサプリメントに対する考え方が変わりました。
全てが悪いとは言いませんが、市販のサプリメントは、
全体的に含有量が少ない。
カプセルが溶けない、吸収しにくい。
完成した商品には表示した成分量が入っていない。
妊婦や子供は飲めない。
という商品も少なくありません。
また安価な海外製サプリメントには医薬品や違法な成分が配合している商品もあります。
サプリメントも色々ですが、病態改善だけでなく血液検査結果に反映できる商品がベストです。
SPM
こんにちは、院長の栗木安弘です。
SPM(specialized Pro-Resolving Mediators)
日本語で特異的炎症収束性脂質メディエーターと言います。
従来のEPAやDHAでは抗炎症効果が不十分な場合に、その代謝物であるSPM(18-HEPE、17-HDHAなど)を投与することで頑固な炎症を抑えます。
関節や脳の炎症を抑えることで、慢性の痛みや認知症の改善が期待出来ます。
アトピー性皮膚炎や乾癬、ステロイドを使用している炎症性疾患にも役立つかもしれません。SPMは米国では注目される研究対象になっていますが、日本の医学会で知られるようになるまでは2〜3年はかかりそうです。
ちなみに炎症を抑える栄養にはSPM以外に、EPA、DHA 、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、タンパク質(グルタミン、BCAA)などがあります。
マイプロテイン
こんにちは、院長の栗木安弘です。
本来はステーキや焼肉など食べたいところですが、
診療前には必ずプロテインを飲むようにしています。
一般には豆乳や牛乳に溶かしたり食事に混ぜたりしますが、自身は、
クリニックプロテイン(大豆由来):約20g(もっと多くてもいい)
ビタミックス(最近はイムノC):1本
エンデフェン(食物繊維):スプーン山盛り1杯
グルタジェニックス(グルタミン):1本
を水で溶かして作り置きしたものを午前と午後の診察前に消化酵素と一緒に飲んでいます。(+軽食)これだけ入っておれば空腹感もなく調子良く仕事が出来ます。
プロテインは特に子供や高齢者にお勧めします。