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2015.10.06

糖尿病性足潰瘍

こんにちは、院長の栗木安弘です。
先週土曜日に尼崎で行われた「糖尿病性足潰瘍について」の講演会に参加しました。
糖尿病は予備軍を含めると約1000万人おられ年々増加しているようです。
また足の切断術の患者さんも年間6000人程おられるようで、これはもう異常事態です。

糖尿病性潰瘍が増えた理由を
 ①日本人はインスリン分泌が少ない
 ②平均寿命が延びた影響でその分合併症がおこりやすい
 ③足専門の医者が少ない
などと演者は述べておられましたが、
私自身は、やはり糖質過剰や栄養障害が大きな背景にあるかと考えます。
フットケアや処置も重要ですが、やはり従来から行われているカロリー中心の食事指導や、血糖コントロールだけに主眼を置いた治療を根底から見直さなければ今後も増加し続けるでしょう。

病院勤務の頃は足の潰瘍患者さんがたくさんおられ、足の処置やケア、手術などをしていましたが、
血糖コントロールが良好でも、傷がなかなか治らず、足の壊疽が進行し、切断に至る患者さんも大勢経験しました。
当時は薬が効かない、圧迫刺激が原因と思われましたが、今考えれば、すべて栄養に問題があったことが今は理解できます。

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