こんにちは、院長の栗木安弘です。
フケ症の原因の一つがカビ(マラセチア)ですので、
クリニックでは積極的にマラセチアの検査を行っています。
しかし、この検査をしている皮膚科はそれほど多くなく、
『ひどい時はステロイド外用、軽い時は抗真菌剤外用』
と使い分けているようです。
水虫は検査して抗真菌剤を処方するように、フケ症も真菌検査を行って抗真菌剤を処方すべきだと常々思っております。フケで訴える方は少ないかもしれませんが、検査をせずに医療トラブルが生じた場合に不利になる可能性もあリます。
マラセチア陽性=抗真菌剤という単純な法則ではありませんが、マラセチアの検査はそれほど難しくないため、多くの皮膚科で積極的に行って欲しいと思います。