こんにちは、院長の栗木安弘です。
職業柄、スーツの襟や肩にフケがついている方に目がいきます。
フケ症は脂漏性皮膚炎と呼ばれ、日常的によくある皮膚疾患です。
原因として、皮脂過剰およびマラセチア増殖、ビタミン不足などが挙げられます。
しかしこうした追求はあまり行われず、ひどい時はステロイド外用、軽症は抗真菌剤、おまけのビタミン剤というのがお決まりです。
フケ症を栄養的に理解すると、
糖質、飲酒、ストレスによるビタミンB群不足
皮脂の酸化には抗酸化力低下
乾燥型のフケ症は角化異常(ビタミンAや亜鉛)
などが考えられ、血液検査で追求するようにしています。(マラセチアの有無は真菌検査)
頭は薬が塗りにくいし、外用やめると再発の繰り返しです。
個人的には食事の見直し、良質のサプリメントによるフケ対策をお勧めしております。