こんにちは、院長の栗木安弘です。
土曜日はクリニックを休診にして大阪で開催された皮膚科学会に参加してきました。日々の診療に役立つ内容もありましたが、
一方で毎年同じようなことの繰り返しという印象もありました。
具体的には、
保湿の必要性
既存薬のアドヒアランス
漢方薬
新薬の効果、使い方
研究論文の紹介
というような薬剤や研究内容が中心でした。こうした内容を皮膚科医は何の疑問を持たずに毎年学会で学び、診療や研究に応用するわけですが、
果たしてこれで、
患者さんは満足されている?
病気は根治している?
発症率や医療費は減っているのでしょうか?
研究や発表のご苦労は理解できますが、皮膚科に限らず医学会というのは少し着目している点が違うような気がしてなりません。学会会場では皮膚科の偉いさんは意気揚々とされていましたが、個人的には皮膚科の未来は暗いなぁと感じました。