こんにちは、院長の栗木安弘です。
当クリニックでは、
分厚くなった爪の水虫に対して、電気ドリルを用いて、
病変部をできるだけ取り除き、外用剤の効果を高めていく爪削りの処置を行っています。
こういった処置をしていない皮膚科では、
爪水虫に対してはぬり薬だけが処方されていますが、
どう考えても、厚く変形した爪水虫には、ぬり薬だけでは治らないと分かっていても、
処方が続けられていることが多いようです。(そのうちあきらめて受診しなくなる)
糖尿病に対して血糖降下剤
高血圧に対して降圧剤
アトピーに対してステロイドや保湿剤
など病気に対して、決められた保険適応の薬を処方することは間違いではありませんが、
本気で治したければ、爪削りも含めて、詳しい説明、薬以外の対策、食事・栄養指導など、
ある程度医師が努力しなければならない部分も多々あるかと思われます。
毎回爪削りの処置を行うたびにそう感じています。