こんにちは、院長の栗木安弘です。
皮膚トラブルを皮膚の病気と診断しますが、それは一つだけではありません。
アトピーにニキビ、ヘルペス、蕁麻疹、フケ
酒さや接触皮膚炎やニキビ
ニキビに痒み(皮膚掻痒症)や脂漏性皮膚炎
など考えたらキリがありませんが、皮膚の病気が重複するケースは非常に多くあり、治療に難渋することもあります。
最近参加した皮膚科講演会は痒疹がテーマでした。
痒疹というのは皮膚疾患の中でも非常に治りにくい疾患で、いくつか分類がされておりますが、いつも通りその分類が紹介されていましたが、何が何だか分からず消化不良な感じでした。
病名を細く分類して診断することも重要ですが、
皮膚の病気に捉われず、“なぜこの皮膚の変化が生じるのか”
を生化学的に理解して対応することも必要です。