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2023.04.04

研修医

こんにちは、院長の栗木安弘です。

この時期は多くの研修医が就職されます。
私も医者になった頃は、医療に理想を描いていました。
しかし、実際の医療に携わっていきますと、理想とは程遠い現実を突きつけられることばかりです。まぁどんな社会もそうですが「納得できない」「おかしい」ことはいくらでもあります。ただ、ペイペイの医師は他にこれといった医療技術や治療法もありませんので、決められた治療方針に従うしかできませんでした。
特に大学病院は、重症や難病など手に負えない患者さんが多く受診・入院されることが多かったです。そのため、「ガイドラインに沿った標準治療」「徹底したカルテ記載」が中心で、
患者さんのためというよりは医者の保身のための医療という感じが強かったです。
それはそれで得たものはありましたが、治療の危険性や副作用を強調するあまり、患者さんに安心感を与えることがほとんどなかった気がします。
医療は曖昧なことが多く「絶対、大丈夫」「治ります」というのは言えません。
しかし、栄養療法を学ぶようになってから、病気や医療に対する考え方が大きく変わったような気がします。

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