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2024.09.25

氷山の一角

こんにちは、院長の栗木安弘です。

多くの医師にはあまり理解されていませんが、病気の原因の大半は栄養障害に起因しています。栄養の不足は、皮膚や爪、髪といった目に見える臓器に現れやすく、肉眼的に確認することが可能です。かぶれやニキビ、水虫、蕁麻疹、アトピー、感染症、イボなどが治りにくい方には栄養障害を考慮して詳しい説明や追加の血液検査を行っています。

一般的な皮膚科では、長い待ち時間に対して診察はわずか数分で終わることが少なくありません。それが普通だと思われがちですが、それでは皮膚科の値打ちがないように感じます。栄養療法を取り入れると、皮膚の問題だけでなく、その背景にあるさまざまな要因が明らかになります。そのため、通常よりも診察や説明に3倍の時間や労力がかかることもありますが、それが必要だと考えています。
栄養療法を学んできて、医療や皮膚に対する考え方が随分変わりました。表面的な対応にとどまらず、栄養療法を通じて健康を取り戻し、皮膚の改善を目指していきたいと考えています。

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