外用ありき
こんにちは、院長の栗木安弘です。
先日、アトピーのぬり薬に関する講演会に参加しました。
皮膚科医のほとんどは外用治療を重要視します。
ただ、私自身は皮膚科医ですがあまり皮膚には塗りたくないと思っています。
面倒なのもありますが、軟骨はベタベタして服に付くし、気持ち悪いです。
それでも必要とする場合には、塗りやすさや気温を考慮してクリームかローションを選択します。
もし仮に自身がアトピー だとしてもスキンケアや薬の外用は遠慮したいです。
皮膚科医や患者さんの多くは皮膚はスキンケアや塗り薬が当たり前だと思いです。
皮膚科医は細かい外用指導を行い、患者さんはよく効くぬり薬を期待します。
しかし、栄養療法を学ぶようになり、改めて皮膚の機能を理解すると、
皮膚というのは、刺激や感作を考慮すれば何かを長く塗る臓器ではありません。
栄養療法で皮膚に必要な栄養を内側から入れることで皮膚の機能を回復させることが本来の対策です。
「ぬり薬をやめたらまた出てきた」
「いつまでぬり薬を続けるのか?」
という疑問をお持ちの方は多いはずです。
こうしたことに気がついてクリニックを受診されるアトピーの方も少なくありません。
皮膚科での栄養療法
こんにちは、院長の栗木安弘です。
美容皮膚科ではよくシミや美容対策の一環として栄養療法が取り入れられています。
しかし、当院のような一般皮膚科ではまだまだ栄養に関しては理解されていません。
皮膚科と言えば、ぬり薬や処置がほとんどで安価でお手軽というイメージがほとんどです。
やはり、高額なサプリメントを用いて皮膚を治療するという発想は患者さんも他の皮膚科医もほとんどありません。
長年、栄養療法を学んでいくと、アトピー、蕁麻疹、ニキビ、イボや魚の目、フケ症、赤ら顔、床ずれなど、多くの皮膚疾患には栄養が関与しています。
そのため、通常の治療では良くならない場合には栄養療法が必要ですが、皮膚科の世界では鉄ですら理解がありません。
私自身は、“皮膚の治療は処置や薬だけではない”ということを、多くの方に理解して頂きたいと思っています。
氷山の一角
こんにちは、院長の栗木安弘です。
多くの医師にはあまり理解されていませんが、病気の原因の大半は栄養障害に起因しています。栄養の不足は、皮膚や爪、髪といった目に見える臓器に現れやすく、肉眼的に確認することが可能です。かぶれやニキビ、水虫、蕁麻疹、アトピー、感染症、イボなどが治りにくい方には栄養障害を考慮して詳しい説明や追加の血液検査を行っています。
一般的な皮膚科では、長い待ち時間に対して診察はわずか数分で終わることが少なくありません。それが普通だと思われがちですが、それでは皮膚科の値打ちがないように感じます。栄養療法を取り入れると、皮膚の問題だけでなく、その背景にあるさまざまな要因が明らかになります。そのため、通常よりも診察や説明に3倍の時間や労力がかかることもありますが、それが必要だと考えています。
栄養療法を学んできて、医療や皮膚に対する考え方が随分変わりました。表面的な対応にとどまらず、栄養療法を通じて健康を取り戻し、皮膚の改善を目指していきたいと考えています。
栄養療法実践セミナー
こんにちは、院長の栗木安弘です。
週末は栄養セミナーでした。
今回はより実践に近いテーマで診療で応用できる内容ばかりでした。
患者さんの不定愁訴や皮膚トラブルはストレスや年齢や精神的なものではありません。必ず生化学な異常がその背景にあります。
栄養療法はサプリメントを売るためではなく、栄養代謝や血液検査で病態を把握する学問です。毎回栄養セミナーに参加することたびにいつも新しい発見があります。
そして、病気を根本から治す本当の医療に出会えてよかったぁと感じます。
サプリメントで健康に
こんにちは、院長の栗木安弘です。
このご時世、このような発想はあまりないと思いますが、私自身はサプリメント飲むようになってから大病もせず、とても健康的に過ごせるようになりました。
もちろん栄養療法に出会う前はサプリメントについては、
「胡散臭いもの」
「効果ない」
「肝臓が悪くなる」
というイメージや、多くの医師がそうであるように「病気は薬でしか治らない」と思っていました。しかし栄養療法を学ぶようになって、栄養の知識やサプリメントは普段の診療には必要不可欠なものとなっています。
今回の小林製薬の事故の真偽は不明ですが、これを機会に改めて栄養療法の正しい理解を深めてほしいと思います。
栄養で根本治療
こんにちは、院長の栗木安弘です。
日曜日は栄養療法を実践している医師の集まりでした。
栄養の講義+症例検討でしたが、15年以上栄養療法を勉強しているにも関わらず、いつも新しい発見や知識があります。改めて栄養療法を勉強し続けてよかったと思いました。
病気というのは薬で治すというのが常識のようです。
しかし実際は症状や検査異常を薬物で調整しているだけです。
もちろんそういった対応も必要ですが、体の栄養代謝を是正して健康な体を作ることが慢性疾患や皮膚疾患の改善につながります。
栄養療法を否定される医師も多く、サプリメントも風当たりは強いようですが、
正しく理解してほしいと思っています。
定命
こんにちは、院長の栗木安弘です。
難病と言われる疾患も、意外と栄養療法で解決できる場合もあります。
潰瘍性大腸炎で大腸切除をした方がTVで紹介されていましたが、
もっと早い段階で栄養療法に取り組んでおれば、手術しなくてもよかったかもしれません。
同じことは、がんや糖尿病(+合併症)等にも言えることです。
「病気になってよかった」「人生がいい方向に変わった」
と前向きにとらえることも大事ですが、誰しも病気にはなりたくありません。
若くしてがんを発症する方もいれば、病気ばかりでも長生きする方もいます。
なぜ病気になるのかは不明ですが、非科学的に言えば病気は決められた遺伝体質があり、それが寿命(定命)のような気がします。ただその寿命は栄養の力によっても伸ばすことが可能だと思っています。
栄養療法は治療法
こんにちは、院長の栗木安弘です。
栄養療法はサプリメントを使用することが前提の治療法となります。
栄養障害が病気や不調や皮膚トラブルの原因と考えれば、
「○○という栄養が含まれた食品を」というように、
食事から栄養補給することが一般的な考え方です。
しかし、自然治癒力や生体恒常性(ホメオスターシス)を向上させるには至適量が必要です。
至適量は食事で摂取できる量よりも20〜100倍以上ですので、栄養療法専用に作られた高品質サプリメントの出番となります。そして栄養の評価は、症状だけでなく血液検査で科学的に判断します。
栄養療法は巷はあるお手軽な食事療法や民間療法とは次元の異なる治療法と予防法です。
そのため検査やサプリメント代も含めやはりそれなりのコストがかかります。
栄養で体質改善
こんにちは、院長の栗木安弘です。
十数年栄養療法をしておりますと、
以前に比べて皮膚も体質も変わっているのが実感します。
栄養療法に出会う前は、
疲れが酷かった。
風邪で扁桃腺をよく腫らしていた。
甘いものを食べるとニキビが必ず出ていた。
寝つきが悪い、悪夢
顔のニキビやイボ
という症状がよくありましたが、今はほとんどありません。
体質改善は漢方というイメージですが、体は食事から吸収された栄養により作られます。
つまり、体というのは環境もありますが、
食事内容や消化機能、そして栄養の量によっても左右されます。
皮膚科での栄養療法
こんにちは、院長の栗木安弘です。
ここ数年は、皮膚科の新しい治療薬が次々開発され、難治とされていた皮膚疾患で有効性が示されています。そのため、食事や栄養の対策ということから皮膚科は益々遠ざかっている気がします。皮膚科というのは、
即効性のある薬(塗り薬、内服、注射)
レーザー・美容処置
原因はアレルギーや乾燥
というのが常識です。
しかしこうした対応や医師の説明に納得されない方もおられ、
栄養療法を見つけてクリニックを受診されることも少なくありません。
「皮膚を内面からよくしたい」
「副作用のない治療」
「根本的に治したい」
「自然治癒力や免疫力を上げたい」
という方はぜひ栄養療法をお勧めします。