こんにちは、院長の栗木安弘です。
長年医療の世界におれば、なぜ病気が治療してもよくならないのかを悩むことも多々あります。
皮膚科においても、
アトピー性皮膚炎がぬり薬を使ってももよくならない
乳児のかゆみや湿疹が繰り返し
じんましんの内服が永遠と続いている
魚の目、巻き爪の繰り返し
血糖値は問題ないが、糖尿病の足の潰瘍が治らない
皮膚がんの手術をしたのに転移した
原因不明の湿疹やかゆみが続いている
などなど、よくならない患者さんを経験すれば、
治療の限界や西洋医学の無力さを痛感する時期が誰しもあるかもしれません。
「なぜよくならないのか」といった壁にぶち当たった時には、
医師として、
①保険適応の漢方薬を選択する
②代替医療といった何かほかの方法を模索する
③仕方ないとあきらめる
などの選択肢がありますが、
③の場合、割り切って、決められた治療さえしておれば、立場上は問題ないと思われる医師もおられますが、
果たして医師として患者さんを治すことのやりがいはあるのでしょうか。
栄養療法に取り組んでいる医師の多くは、
患者さんを何とか良くしようとあれこれ模索した結果、この治療法にたどり着いた医師も少なくありません。