こんにちは、院長の栗木安弘です。
この2つを目の敵にされている医療者が多いようですが、
栄養療法を学んでいますと、生体にとって非常に重要な成分であり、
低すぎたり、医学的に薬物で抑えてしまうことによる影響を懸念されている医師もおられます。
コレステロールは、細胞膜、ホルモン、胆汁酸、角質層の材料となり、
胃酸は、タンパク質の消化、ビタミン、ミネラルの吸収に役立ちます。
これらが低い場合には、老化進行、疾患発症、免疫低下、皮膚トラブルを生じます。
コレステロールや胃酸を抑える薬は、高齢者や心疾患の患者さんには当たり前にように処方されていますが、こうした栄養代謝と疾患の関わりを理解すれば、
栄養療法を併用することで、なるべく短期に留め、できるだけ減らして行くことが、
患者さんの負担も少なく、医療費削減につながります。
しかし医師のほとんどは薬での対応しか学んでいませんので、
忙しい外来診療では、
「いつも通り処方しておきます」
がお約束となっています。