こんにちは、院長の栗木安弘です。
少人数でしたが、土曜日は久々の皮膚科研究会でした。
アトピー性皮膚炎に対する精神アプローチとデュピクセント治療についての内容でした。
特に精神アプローチについては、アトピー性皮膚炎が生じている背景や問題点を、
診療の対話を通して引き出して解決するという内容でした。
私はさっぱり分かりませんでしたが、心理とかメンタルケアが好きな医師は非常に興味深い内容だったかもしれません。
ただこうした会話テクニックは、患者さんを誘導する治療の一環ですので、
個人的には心のこもった対応ではなく、
「寄り添うアトピー治療」という研究会のテーマとは少し違ったような気がしました。
個人的には血液検査で科学的に評価して、医師も患者さんも共有できる栄養療法をお勧めしたいところです。
しかし、学会ではアトピー性皮膚炎の精神療法は受け入れられても、
栄養やサプリメントには拒絶反応を示される皮膚科医が多いようです。