こんにちは、院長の栗木安弘です。
皮膚科というのは皮膚だけしか見れないと思われ、大学病院の時も重症の皮膚疾患や術後の全身管理は内科や外科にサポートしてもらうことが度々ありました。そういった経緯から私自身は医者なのに皮膚しか診れない皮膚科に劣等感を感じていました。
局所対応は良い意味としては専門性が高いと言えますが、最近は美容ばかりで益々「木を見て森を見ない」対応が目立ちます。
皮膚というのは内臓の異常を敏感に反映します。
そのため皮膚トラブルには体の内側の対応が同時に必要かと思います。
内臓は内科の役割とお思いですが、その多くは決められた薬物治療ばかりです。
栄養療法では内臓疾患と栄養との関わりを随分教えてもらいました。
内臓疾患はたくさんあり、皮膚とも関連性はありますが、少なくとも、貧血、肝臓、消化管の病態把握と対応が皮膚科医には必要かと思っています。